西部ゴム商組は7月23日、大阪市北区の中央電気倶楽部で商品説明会を開催、今回はベルトメーカーの三ツ星ベルトが自社の商品説明を行った。
会には会員企業から約70名が出席し盛況となった。
会に先立ち清水俊文事業委員長が「今回は三ツ星ベルトさんがオープンに色々な話をして頂けるようなので楽しみにしている」と挨拶した。
商品説明は産業資材営業第三事業部の奥田徹郎氏が全体の流れを説明した後、4人の解説者が基礎的な内容を中心に、エンジニアリングプラスチック、樹脂コンベヤベルト、金属製の伝動用プーリ、伝動ベルトの4分野の商品説明を行った。
エンジニアプラスチックでは、軽量であるエンプラを採用することによる省エネ化などのエンプラの特長、低摩擦性を活用した用途例として自動車ドアなどを、耐摩耗性を活用した用途例として立体駐車場用のパレットのローラーなどを紹介した。
その後、機械的強度に優れているキャストナイロンなど同社の主要製品の説明を行った。
樹脂コンベヤベルトでは、食品向けが3割を占めるなどの国内需要を解説した後、ママラインシリーズなどの商品PR動画を鑑賞した。日本の樹脂ベルトメーカーの紹介、ベルトコンベヤの概要、レイアウト、張力などのベルト選定のポイント、ベルトスペックの見方、樹脂ベルトの用途例などをわかりやすく解説した。
タイミングプーリでは、タイミングプーリの概要、用途例、各部の呼称、表面処理の説明、最後に三ツ星ベルト工機の会社概要を紹介した。
伝動ベルトでは、摩擦伝動ベルトの一覧を紹介した後、Vベルトを中心に商品説明した。
コンパイン、衣類乾燥機などの用途例の紹介、Vベルトのメンテナンスでは、破損事例を数多く紹介し、ベルト交換のタイミングなどを解説、日々の張力管理が重要になると締めくくった。
2013年07月29日