日東化工 第1四半期 経常益36%増

2013年07月30日

ゴムタイムス社

 日東化工の2014年3月期第1四半期決算は、売上高が23億7200万円で前年同期比0・7%増、営業利益が800万円で同3・6%増、経常利益が600万円で同36・0%増の増収増益となった。
 ゴム・樹脂業界においては、自動車分野で緩やかな回復基調にあるものの、電気・ガス、原材料価格の上昇等もあり、厳しい状況が続く中、同社としては
積極的な営業活動により、販売量の維持・拡大を推進した結果としている。四半期純利益は100万円で同67・5%減。
 〈ゴム事業〉
 ゴム事業全体の売上高は、成形品での減収はあったものの、ゴムコンパウンドが増収だったこともあり、前年同期を1100万円上回る14億6300万円で同0・8%増となった。
 ゴムコンパウンドは自動車関係を中心に受注が好調に推移し、前年同期を上回る売上高となった。
 シート・マットは、ゴムシートでは、土木関係が好調に推移し前年同期を上回る売上高となったが、ゴムマットにおいては、粉末マット等の減販により前年同期を下回り、シート・マット全体としては前年同期並の売上高となった。
 成形品は、防振ゴム関係の受注が低調だったことにより、前年同期を下回る売上高となった。
 〈樹脂事業〉
 樹脂事業全体の売上高は、主に高機能樹脂コンパウンドにおいて、受注が増加したこともあり8億8700万円、同3・7%増となった。
 高機能樹脂コンパウンドは自動車関係を中心に受注が好調に推移し、前年同期を上回る売上高となった。
 リサイクルナイロン等は、ECX等で若干の増収となったものの、ほぼ前年同期並の売上高。
 通期の業績予想については、4月26日に発表した数値からの変更はない。

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