東洋紡 敷地をメガソーラーに利用

2013年08月02日

ゴムタイムス社

 東洋紡は7月31日、三重工場(三重県四日市市)および総合研究所(滋賀県大津市)の敷地の一部をメガソーラー(大規模太陽光)発電システム設置用地として賃貸し、環境負荷の少ない再生可能エネルギー利用の普及に役立てることにしたと発表した。
 同社は、環境負荷の少ない再生可能エネルギー利用の普及に貢献できるメガソーラー発電システム施設用地として、三重工場および総合研究所の遊休地を、中部電力の子会社であるシーエナジーへ賃貸した。三重工場のメガソーラー発電システムは7月より稼動し、同年12月には総合研究所の同発電システムが稼動する予定。
 今回の発電システムは、シーエナジーが設置・運営する。発電した電気は再生可能エネルギー固定価格買取制度により、中部電力株式会社および関西電力へ販売される。
 なお、今回設置する太陽光パネルには、同社の太陽電池バックシート用フィルム「シャインビーム」が使用されている。同品は、同社が太陽電池バックシート向けに開発した耐加水分解ポリエステルフィルム。重金属フリーで環境負荷低減に寄与する。
 三重工場の設置システムは、想定年間発電量250万kWh、発電所敷地面積4万5735㎡、システム稼働日は7月1日。総合研究所の設置予定システムは、想定年間発電量130万kWh、発電所敷地面積2万55㎡、稼動予定は2013年12月から。

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