オカモト 14年3月期第1四半期決算 売上増も営業利益は減少

2013年08月08日

ゴムタイムス社

 オカモトの14年第1四半期連結決算は、売上高167億7600万円、前年同期比4・2%増、営業利益4億7600万円、同25・2%減、経常利益8億2800万円、同0・1%増、純利益5億5100万円、同35・5%増となった。
 〈産業用製品〉
 一般用・工業用フィルムは、市況低迷のなか、新規需要の開拓により売上増。建材工業用フィルムは、住宅着工件数の増加傾向から好調だったが、工業用の在庫調整により売上減。多層フィルムは、食品用は低調だったものの、産業用の需要回復により売上増。ポリプロピレンシートは、販促品の受注取込により売上増となった。農業用フィルムは、加工製品の減少により売上減。壁紙は、前年並みに推移し売上は横這い。フレキシブルコンテナーは、従来の石油化学向けに加え、復興需要に対応したため売上が増加した。自動車内装材は、米国内での自動車販売が好調で売上増。粘着テープは、小売用は堅調だったが、一部製品の仕様変更により売上減、工業用テープも、電子部品業界の在庫調整の長期化により売上減となった。食品用ラップ等は、コンビニエンスストア・外食・ホテル等が回復傾向にあり売上増。この結果、同セグメントの売上高は98億8800万円、同4・2%増。利益は2億1700万円、同44・6%減となった。
 〈生活用品〉
 コンドームは、薄物の販売が好調で売上増。除湿剤も、新規取扱店の獲得により売上増。手袋は、産業用は低調だったが、炊事用・医療用が堅調に推移し売上は横這い。メディカル製品のうち滅菌器も、前年並みに推移し売上横這い。ブーツ・雨衣・安全靴は、新ブランドを上市し、売り場の拡販施策も進み、売上増。シューズは、春物が好調
で売上微増になった。この結果、同セグメントの売上高は68億8700万円、同4・1%増、利益は5億7100万円、同2・3%減となった。
 通期の業績予想は、5月10日に発表した業績予想から変更なく、売上高710億円、同1・4%増、営業利益30億5000万円、同4・2%減、経常利益34億5000万円、同17・0%減、純利益21億円、同11・6%減を見込んでいる。

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