ブリヂストンは5日、7月31日から8月2日の3日間、全国からの応募で選ばれた高校生12人を対象に「サイエンスキャンプ」を開催したと発表した。同社栃木工場とプルービンググラウンドで、「低燃費タイヤの技術を学ぶ」というテーマのもと、講義や実験を行った。
同社は、次代を担う高校生に、研究開発現場での体験学習を通して科学技術に対する関心を高めてもらうという「サイエンスキャンプ」の趣旨に賛同し、開催を決定した。同社による開催は2010年、2012年に続き、今年で3回目となった。
参加者は「ECOPIA」に搭載されたゴム材料技術を題材とし、栃木工場でのタイヤ生産工程見学、ゴムとタイヤの基礎講座、ゴム材料の室内実験、ブリヂストンプルービンググラウンドでの実車試験、研究発表会などを通じて、タイヤ転がり抵抗の低減と濡れた路面でのブレーキ性能の両立について学んだ。
同社は、今後も若年層への科学技術教育の活性化をサポートすることで、タイヤへの関心を高めるとともに、将来を担う優秀な技術者の育成に貢献していくとしている。
2013年08月06日