櫻護謨 14年3月期第1四半期決算 消防・防災不振で減収減益

2013年08月08日

ゴムタイムス社

 櫻護謨の第1四半期連結決算は、売上高18億5200万円、前年同期比14・0%減、営業利益1億4700万円、同26・4%減、経常利益1億3400万円、同43・0%減で減収減益となった。純利益は7400万円、同55・1%減。
 同社グループは、新事業の展開、付加価値の高い製品の企画・開発、生産性の向上、金融支援の改善などを図り、航空・宇宙、工業用品事業では売上が伸びたものの、消防・防災事業の売上減が響いた。
 セグメント別では、消防・防災事業は、24年度補正予算の通過が2月であったことなどにより、売上高は5億8200万円、同48・3%減、営業損失は4500万円(前年同期は7900万円の営業利益)となった。
 航空・宇宙、工業用品事業のうち、航空・宇宙部門では在来機向け補用品が伸び、工業用品部門ではタンクシール及び発電所向けの絶縁ホースなどの販売が増加。その結果、売上高は11億5200万円、同26・7%増、営業利益は2億1500万円、同55・5%増で、大幅な伸びとなった。
 不動産賃貸事業は、売上高1億1700万円、同0・2%減、営業利益は4100万円、同7・9%減。
 通期業績予想については、前回発表から変更はなく、売上高84億5500万円、同5・2%減、営業利益4億8000万円、同23・5%減、経常利益4億3000万円、同31・0%減、純利益2億6000万円、同32・4%減を見込んでいる。

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