ブリヂストンは7日、グループ会社である、ブリヂストン エヌシーアール カンパニー リミテッド(BSNCR)が、タイのラヨーン県にある工場でのコンベヤベルトの生産を決定したと発表した。総投資額は約30億円。スチールコードコンベヤベルトの生産を2015年から開始し、北中南米、アジア、ヨーロッパに輸出する。コンベヤベルトの海外生産はスペインのビルバオ工場で2004年に生産を中止して以来のこと。日本国内では横浜工場で生産。
世界的な鉱物資源の生産量増加に伴い、中長期的にも旺盛な需要が見込まれることから、グローバルでのコンベヤベルト生産供給体制の強化が不可欠と判断した。
同社グループは、建設・鉱山車両用タイヤやコンベヤベルトなどの商品と、サービスやメンテナンスを組み合わせたソリューション・ビジネスをグローバルで展開している。
BSNCR概要
会社名:Bridgestone NCR Co., Ltd.(ブリヂストン エヌシーアール カンパニー リミテッド)
所在地:タイ・ラヨーン県
設立年:1996年2月
代表者名:野口 毅
生産品目:防振ゴム、自動車用ホース、油圧ホース、シートパッド
出資比率:株式会社ブリヂストン 80%、N.C.R. Rubber Industry Co., Ltd. 20%
敷地面積154,000㎡
従業員数:1,401名(2013年6月末現在)