タイガースポリマーの第1四半期連結決算は、売上高76億1400万円、前年同期比6・3%増の増収となった。営業利益は1億3000万円、同16・3%減、経常利益2億200万円、同35・2%増、四半期純利益は6100万円となった。セグメントの業績は次のとおり。
〈日本〉
家電用ホースが好調に推移し、産業用ホース、ゴムマットも増加したが、自動車部品が需要の低迷により減少した結果、売上高は45億3300万円、同1・2%減、営業利益は、製品売上の増加に伴う売上総利益の増加により、1億1700万円、同0・8%増となった。
〈米州〉
産業用ホースは好調に推移したが、自動車部品は減少したことに加え、原材料費や人件費が増加し、収益が悪化した。為替換算上の影響もあり、売上高は23億700万円、同10・5%増、営業利益は1700万円、同74・7%減となった。
〈東南アジア〉
主要取引先向けの家電用ホースが減少したことに加え、人件費が増加し、収益が悪化した。タイは、洪水により停止した生産が正常化し、増収増益となった。売上高は6億9200万円、同64・7%増、営業利益は1200万円となった
〈中国〉
自動車部品は需要の低迷の影響を受けたが、家電用ホースが好調に推移し、売上高は6億3000万円、同22・3%増。原材料費や減価償却費等の諸経費の増加の影響により営業損失は1600万円となった。
第1四半期末の総資産は、前連結会計年度末に比べ15億4200万円増加し、293億4300万円となった。これは主として、受取手形及び売掛金が6億2100万円増加したこと、有形固定資産が11億7100万円増加したこと、現金及び預金が5億6100万円減少したことによるもの。
負債は、前連結会計年度末に比べ5億2700万円増加し、75億6700万円となった。これは主に、支払手形及び買掛金が2億2300万円増加したこと、長期借入金が4億7000万円増加したこと、未払法人税等が2億1600万円減少したこと、賞与引当金が1億6600万円減少したことによるもの。
純資産は、前連結会計年度末に比べ10億1500万円増加し、217億7500万円となった。これは主に、為替換算調整勘定が9億2800万円増加したことによるもの。
通期の連結業績予想は前回発表からの修正はなく、売上高が324億円で前期比9・6%増、営業利益が13億円で同95・4%増、経常利益が12億円で同34・8%増、純利益が6億円で同15・4%減を見込んでいる。
2013年08月08日