住友ゴム 石油外天然資源タイヤ発売

2013年08月08日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は7日、石油や石炭などの化石資源を全く使用しない世界初の「100%石油外天然資源タイヤ」を、「第43回東京モーターショー2013」で発表し、同時に発売を開始すると発表した。
 また、発表に先駆けて、14日からダンロップホームページ(http://tyre.dunlop.co.jp/)内に「エナセーブ・スペシャルサイト」を立ち上げて、「100%石油外天然資源タイヤ」や「エナセーブ」シリーズに関する様々なコンテンツを届けるとしている。
 同社では石油や石炭などの化石資源への依存度を最小限にすることを目指した「石油外天然資源タイヤ」の開発に2001年から取り組んでおり、2006年には石油外天然資源の使用比率を70%に高めた「エナセーブES801」を、2008年には同割合を97%にまで高めた「エナセーブ97」を発売した。
 更に、2011年に開催された「第42回東京モーターショー2011」では、原材料の全てを天然資源化した「100%石油外天然資源タイヤ」のプロトタイプを発表した。
 その後、耐久性などの信頼性の評価と量産化技術の確立に向けた開発を進めた結果、11月から開催される「第43回東京モーターショー2013」で発表し、同時に発売を開始する。
 「エナセーブ・スペシャルサイト」では、「エナセーブ」シリーズに関するコンテンツや「100%石油外天然資源タイヤ」の発売までのカウントダウンを実施するほか、今年は同社が1913年に自動車用タイヤの国産第一号タイヤの生産を開始してから100年目を迎えることから、これまで同ブランドがタイヤ開発の先駆者として取り組んできた歴史や、「エコ・ファースト」企業として持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる環境配慮商品の開発、環境保全活動など様々な情報を発信していくとしている。

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