鬼怒川ゴム工業の14年3月期第1四半期連結決算は売上高が174億3200万円、前年同期比2・9%増の増収となった。 損益については調達資材の現地化・汎用化及びアジア・米州でのモノ造り改善活動を継続してきたが、国内及び中国での操業度低下影響などにより、営業利益は15億5500万円、同17・4%減、経常利益は18億8700万円、同3・3%減、四半期純利益は11億7800万円、同0・6%減となった。
部門別の売上高は、車体シール部品は米州での生産量の増加により94億4100万円、同20・4%増、防振部品は生産量の減少により30億4000万円、同16。7%減、ホース部品は生産量の減少により19億7800万円、同12・5%減、ブレーキ・型物部品は生産量の増加により12億5500万円、同3%増、その他製品は受注の減少により14億9900万円、同9・2%減、その他事業は受注の減少により2億1700万円、同30・8%減となった。
日本市場の売上高は、主要得意先の自動車生産台数の減少により、107億600万円、同14・2%減となった。営業利益は、操業度の低下による影響を合理化で補えず、10億2100万円、同14・8%減となった。
米州の売上高は、主要得意先の自動車生産台数の増加により、22億4900万円、同84・1%増となり、営業利益は、モノ造り改善活動を継続しているが、新車立上げに伴う費用増などにより、8千700万円の損失(前年同期は3600万円の利益)となった。
アジアの売上高は、中国の自動車生産台数が減少したものの、44億7600万円、同38・6%増となった。営業利益は調達資材の現地化・汎用化の効果はあったが、タイ拠点での新車立上げに伴う費用増、中国での操業度の低下による影響などにより、5億8800万円、同9%減となった。
通期連結業績予想は、5月9日公表数値に変更はない。