横浜ゴムは9日、仙台市若林区に仙台物流センターの建設を進めていることを発表した。
12月の稼動を目指している。新物流センターは、約8000㎡の敷地に2階建倉庫を建設、タイヤの他、ホース、ベルトなどのMB製品を取り扱う総合倉庫として活用する。完成時には、ヨコハマタイヤジャパン(YTJ)東北営業本部、YTJ宮城カンパニー本社/仙台中央営業所、横浜ゴムMBジャパン東北カンパニー本社、ヨコハマ建機タイヤサービス東日本支店、浜ゴム物流東北支店の事務所も新拠点に移転する計画。
宮城県にある同グループ会社の施設は、2011年3月の東日本大震災によって、同社の東北地域のタイヤ物流拠点である仙台配送センター(多賀城市)が浸水、県内タイヤ物流拠点であるYTJ宮城カンパニーの扇町物流センター(仙台市若林区)が倒壊するなどの被害を受けた。その後、仙台配送センターの機能を回復させ、扇町物流センターの機能を移転させることで臨時対応してきた。
新物流センターは、こうした状態を抜本的に解決する目的で建設するもの。利便性の高い仙台市内にタイヤ物流拠点を統合し、またタイヤ以外の商品も新拠点に集約することで、同グループ全体の物流業務の効率化とコスト削減を進める。
〈仙台物流センターの概要〉
▽場所=宮城県仙台市若林区卸町東5丁目
▽完成予定=2013年12月
▽敷地面積=約8000㎡
▽建屋面積=約5300㎡(2階建て)
▽業務内容=横浜ゴムのタイヤ及びMB製品の倉庫・物流業務
▽運営=浜ゴム物流
▽事務所機能=ヨコハマタイヤジャパン東北営業本部、ヨコハマタイヤジャパン宮城カンパニー本社/仙台中央営業所、横浜ゴムMBジャパン東北カンパニー本社、ヨコハマ建機タイヤサービス東日本支店、浜ゴム物流東北支店
2013年08月13日