朝日ラバーの2014年3月期第1四半期連結決算は、売上高が13億8100万円、前年同期比13・4%増、営業利益が6500万円、同58・6%増、経常利益が7400万円、同210・1%増の増収増益となった。四半期純利益は4800万円で同242・1%増。
同社グループは事業領域として自動車・情報通信・医療介護の各分野への経営資源の集中を図り、顧客の視点に立ったものづくりを進めるとともに、独自の開発製品の販売拡大に注力した。
同四半期の工業用ゴム事業では、自動車産業においては円高による海外輸出の増加などにより、主にASA COLOR LEDを始めとした自動車関連製品の受注が海外向けを中心に増加した。また、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバー、機能製品であるRFIDタグ用ゴム製品の受注が堅調に推移した。結果、工業用ゴム事業の売上高は10億7800万円、同14・4%増、セグメント利益は1億900万円、同65・9%増となった。
医療・衛生用ゴム事業では、前期まで顧客の在庫調整等により一部の医療用ゴム製品について受注が減少していたが、同期に入りその受注が回復してきたことから売上高は増加した。一方、下期に量産化を予定している新規製品の立上げにかかるコスト負担等により営業費用が増加した。結果、医療・衛生用ゴム事業の売上高は3億300万円、同9・7%増、セグメント利益は1500万円、同57・2%減となった。
通期の連結業績予想は、売上高が53億円で前期比10・7%増、営業利益が2億5000万円で同84・5%増、経常利益が1億9500万円で同39・8%増、純利益が1億1000万円で同43・3%増を見込んでいる。
2013年08月20日