クリヤマHD中間期、北米事業好調で増収

2013年08月19日

ゴムタイムス社

 クリヤマホールディングスの12月期第2四半期連結決算は、売上高177億6400万円、前年同期比3・6%増で増収、営業利益は10億8300万円、同7・6%減となったものの、経常利益は12億9600万円、同0・6%増の増益となった。四半期純利益は8億6300万円で同1・7%減。
 〈北米事業〉
 堅調な北米経済を背景に各種ホース(産業用、農業用、飲料用等、多種多様なホースを取扱)の販売は現地通貨でも好調に推移し、為替円安も寄与したことから売上高は91億6200万円、同23・8%増となり、営業利益は8億7500万円、同26・0%増となった。
 〈産業資材事業〉
 建機顧客の減産(主に中国における需要減が影響)を背景に量産機械用資材の販売が減少したことから、売上高は38億1000万円、同12・5%減となり、営業利益は4億1700万円、同32・2%減となった。
 〈建設資材事業〉
 公共施設で使用される道路橋梁用資材の販売が増加したものの、民間施設で使用される建築用資材の販売が伸び悩んだ結果、売上高は32億円、同10・9%減となった。利益面では、工事採算性改善と経費節減効果により利益率が改善した結果、営業利益は9600万円、同81・1%増となった。
 〈スポーツ施設資材事業〉
 「タラフレックス」(弾性スポーツ床材:国際バレーボール/ハンドボール/テニス/卓球連盟認証品)及び「モンドターフ」(人工芝:国際サッカー連盟認証品)の販売が増加したものの、「スーパーX」(全天候型舗装材:国際陸上競技連盟認証品)の販売が伸び悩んだ結果、売上高が8億4200万円、同2・8%減となった。また、利益面では、資材調達価格上昇と価格競争激化により採算性が低下したことから営業利益は4000万円、同56・0%減となった。
 〈その他〉
 国内ビジネスホテル事業は、外国人旅行者及び国内ビジネス顧客からの販売が好調なものの、中国の販売子会社が建機顧客の減産の影響を受け、量産機械用資材の販売が減少したことから、売上高は7億4800万円、同19・3%減となり、営業利益は300万円、同91・5%減となった。
 通期は売上高350億円、営業利益20億円、経常利益21億円、当期純利益14億円を見込んでいる。2月15日に発表した「平成24年12月期決算短信」の平成25年度業績予想に修正はない。

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