相模ゴム工業の2014年3月期第1四半期決算は、売上高が10億9000万円で前年同期比11・2%増、営業利益は7600万円で同16・7%減、経常利益は1億4000万円で同4・1%減。四半期純利益は1億900万円で同9・3%増となった。
同第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による大胆な金融緩和やデフレの脱却を目指した成長戦略への期待感から円安・株高が進行し、企業収益や一部の個人消費に回復傾向がみられた。しかし中国経済の鈍化や円安による輸入物価の上昇など、景気の押し下げ要因もあり、依然として先行きは不透明な状況が続いている。このような環境のもと、同四半期の収益は増収減益の結果となった。
ヘルスケア事業は、ポリウレタン製コンドームの商品アイテムの拡充が奏功し、リピート率も向上する中で国内販売が続伸し、売上高は6億9400万円、同15・4%増、営業利益は1億6400万円で同18・9%増となった。
プラスチック製品事業は依然として原料高が継続する厳しい状況下、販売価格の転嫁に努めたが、売上高は3億3600万円で同比5・0%増、営業損失は200万円(前年同期は営業利益1600万円)となった。
その他の事業の入浴・介護サービス等の売上高は6000万円で同1・1%増、営業損失は200万円(前年同四半期は営業利益42万円)となった。
通期の連結業績予想は、売上高が42億円で前期比4・4%増、営業利益が3億円で同1・0%減、経常利益が3億5000万円で同23・6%減、純利益は2億1000万円で同30・9%減を見込んでおり、5月17日に発表された前回予想の数値から変更はない。
2013年08月22日