アキレス 「POViCシリーズ」拡充

2013年08月28日

ゴムタイムス社

 アキレスは26日、汎用軟質ポリオレフィンフィルム「アキレスPOViC(ポビック)シリーズ」に新たに3品種を投入し、9月から全国で新発売すると発表した。また、これに合わせて既存品種についても「POViC+(プラス)シリーズ」としてリニューアル、同時発売する。

 同シリーズは、軟質ポリ塩化ビニル(PVC)フィルムとポリオレフィン(PO)フィルムの特色を融合した汎用軟質POフィルム。
 同社の汎用軟質POフィルムは、その透明度や加工性の良さから、カードケース・名札ケース・手帳カバーなどの文具・雑貨用途を中心に、各種包材などさまざまな用途向けに使用されている。
 今回の新製品は、設備面・配合面の見直しにより従来シリーズの溶着加工適性を向上させ、更にシリーズ史上最高レベルの印刷適性を実現し、また、従来品と同様の透明度を保持させた。「印刷適性に優れ、自動式溶着加工機用に特化し、量産化に適した仕様」、「環境対応型のグリーン購入法適合の透明仕様」、「植物由来の原材料を使用したバイオマスマーク取得仕様」など、シリーズの付加価値を充実させた。
 既存シリーズについても同様に溶着加工適性を向上させ「POViC+(プラス)シリーズ」とし、主力である透明仕様は、更に透明度を向上させた「アキレスPOViC-T+(プラス)」としてリニューアルする。同シリーズは主力規格帯を常備在庫としているため、素早い納期対応が可能となる。
 今回の新製品とリニューアル品によって、シリーズ全体で幅広い顧客のニーズに応えることが可能となる。同社では今回のラインアップ拡充により、同分野でのトップシェアを目指していくとしている。
〈新製品〉
▽アキレスPOViC-Tneo(ネオ)=印刷適性に優れた新・透明仕様。粉ふり処理をしていないため、自動式高周波ウェルダー溶着加工機向けに特化。加工機中の粉溜まりの心配がなく、大量生産に適した製品。透明度は従来品と同様。
▽アキレスPOViC-TR=グリーン購入法に適合した透明度の優れた仕様で、官公庁向け入札物件にも対応可。名札・カードケースに適した軟らかさを維持し、粉ふり処理・表面処理を施しているため表面滑性に優れ、手加工にも適した製品。
▽アキレスPOViC-BR=植物由来の原材料を一部使用することにより「バイオマスマーク」を取得した透明度の優れた仕様で、更にグリーン購入法にも適合。シリーズ中、最も溶着適性に優れ、各種カバーに適した軟らかさで、環境配慮型に特化した提案が可能となる。
〈リニューアル〉
▽アキレスPOViC-T+(プラス)=従来の透明タイプ主力品から、溶着適性と透明度を向上させた仕様。シリーズ中、最も透明性に優れ、名札・カードケースに適した硬さに設計している。粉ふり処理・表面処理を施しているため表面滑性に優れ、手加工にも適した製品。
〈溶着適性を改良しリニューアルした従来シリーズ〉
▽アキレスPOViC-Tナシジ+(プラス)=両面梨地仕様
▽アキレスPOViC-Tクリア+(プラス)=片面艶・片面梨地仕様
▽アキレスPOViC-Tカラー+(プラス)=片面色艶・片面梨地仕様
▽アキレスPOViC-TE+(プラス)=両面艶仕様

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