クラレは27日、耐熱性ポリアミド樹脂ジェネスタの世界的な需要拡大に対応するため、鹿島事業所の生産能力を、約10億円投資して増強する。
2013年8月に、鹿島事業所の年産を6千トンから9千トンに増強する。
西条事業所の年産4トンと合わせ、国内生産能力は1万3千トンとなる。
ジェネスタは、電気・電子部品分野、LEDバックライト部品分野に加え、燃料配管やインタークーラータンクなど自動車部品分野での採用が進んでいる。また、LED照明分野への展開も始まりつつあり、同社ではこれらの市場拡大に対応するために生産能力の増強が必要と判断した。
同製品は融点が高く高温時物性に優れる。ポリアミドで最も吸水性が低く、吸水による寸法変化・機械物性低下がほとんどないのが特長。
2013年08月29日