日精樹脂工業は8月28日、かねてより設置工事を行っていた本社敷地内の工場2棟屋上への太陽光発電システムの設置が完了し、23日に竣工式を執り行い、発電を開始したと発表した。
今回の太陽光発電システムは、同社の創業65周年記念事業(昨年10月)として、再生可能エネルギーの積極活用による環境負荷低減の取り組みをより推進するため設置を決定したもので、本社敷地内の第7、第8工場の屋上に、合計3520枚の太陽光パネルを敷設した。発電能力は約500kW、年間想定発電量は約60万5000kWhとなっており、これは一般家庭約180世帯の年間消費電力に相当する。また、太陽光発電の導入により、年間約275トンのCO2排出量を削減(同社CO2排出量の7~8%を削減)する効果が見込まれる。
同社では2007年から太陽光発電を開始しており、本社敷地内の成形技術センター屋上に設置した280枚の太陽光パネルにより、本館棟の電力の約15%を賄っている。今回稼働した太陽光発電と合わせると、年間想定発電量は約66万2000kWh、年間のCO2削減量は約300トンとなる。
今後も企業活動と地球環境の調和を目指して、省資源・省エネルギー・汚染防止に努め、環境に配慮したモノづくりを積極的に展開していく考えだ。
〈新設した太陽光発電システムの概要〉
国による「再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度」に基づき発電設備を設置。
▽稼動開始=2013年8月23日
▽投資額=1億5020万円(設置工事費)
▽設置場所=第7工場および第8工場屋上
▽パネル枚数=3520枚
▽発電容量(能力)=約500kW
▽年間想定発電量=約60万5000kWh
▽CO2削減効果=275トンCO2/年(中部電力基準による)
2013年09月02日