東海ゴム工業は2日、2012年度のCSR(社会的責任)活動をまとめた「CSR報告書2013」を発行し、あわせて同ウェブサイトでも同日公開を始めたと発表した。
同報告書は、同社のCSRに関する取り組みと成果、今後の計画についてステークホルダーに報告し、理解してもらうことを目的としており、「マネジメント」「ステークホルダーとのかかわり」「地球環境とのかかわり」の3つのテーマに分けて紹介している。
世界トップシェアを誇る同社の自動車用防振ゴムの性能や役割、橋梁や住宅・鉄道車両など様々な分野で利用されている「振動を防ぐ」ゴムの技術を紹介する企画を掲載。グループ各社のトップや従業員の生の声を盛り込み、グローバル展開を推進し多様性を尊重する経営方針について解説している。今年度から始めた、経営幹部と従業員の意見交換会「CSR 従業員ダイアログ」の様子も収録した。
同報告書の作成については、独立第三者保証に加え、第三者意見を頂戴し、社外からの提言を反映しながら信頼性と開示情報の質の向上に努めている。また、こうした取り組みを海外にも紹介するため、10月に英語版を、11月には中国語版を同社ウェブサイトに掲載予定。
同社は、「英知を結集した企業活動を通じて社会に貢献する」との基本理念に基づき、より豊かな暮らしを目指し、地球にやさしい持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。
2013年09月03日