分析・科学機器の総合展「JASIS(ジャシス)2013(日本分析機器工業会と日本科学機器協会が主催)」が4~6日にわたり、千葉市の幕張メッセで開催された。出展規模は446社1359小間で展開し、海外からは12ヵ国が参加する。また390以上のセミナー・シンポジウムが行われた。ゴム・樹脂関連企業は次のとおり。
島津製作所
「Excellence in Science」をテーマに医薬・臨床・食品/環境・化学・新エネルギーの5つの分野ごとに展示コーナーを設置し、ユーザーのニーズに応える製品を紹介した。
特に今回の同展に合わせて初披露となる8月22日に発売したトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計「LCMSー8050」を紹介。同製品はLC/MS/MSによる定量試験やスクリーニング、およびプロファイリングで行っている研究者の間でデーターの信頼性を損なわず時間を短縮したいというニーズをもとに、高速性と感度の訴求した製品。
アントンパール・ジャパン
同社は昨年より小間数を増やし、同社のコーポレートカラーである赤を基調としたブースで展開。「コンパクトで高性能」をテーマに、密度計のグローバルスタンダードかつ世界でダントツ№1を誇る販売台数の密度計とも言われる「DMA Generation M」をはじめする分析機器・ラボ用機器で使用されるあらゆる同社の製品を紹介することで、ユーザーに製品の充実をPRした。
英弘精機
同社の各種物性評価装置をはじめ、NOx計や日射計など環境計測機も展示した。同社は粘度計の取扱い60年以上の実績がある、世界標準のブルックフィールド粘度計からデジタル粘度計「DV-Ⅱ+Pro」と「DV-Ⅲ Ultra」をフルモデルチェンジした新モデルのタッチパネルの「DV2T」と「DV3T」を紹介。タッチパネルにすることで操作性を向上し、測定結果をリアルタイムでグラフ化をすることが可能となった。
新東科学
ハイパワー汎用攪拌機「スリーワンモーター」を中心に出展。同製品は今年1月にスリーワンモータTYPE:BLhシリーズ、BLシリーズをそれぞれモデルチェンジした。同製品の特長は新開発のDCブラシレスモータを搭載し、高出力、低発熱を実現した点。またユーザーの要望が多かった攪拌停止タイマーも搭載し、操作性を向上させた点も挙げらる。
神田ゴム化学
医理化学工業用ゴム製品・プラスチック製品の製造・販売を手掛ける同社は同社が製造・販売するチューブ、ホース、スポイト、ビーカー等を紹介した。
また同社はカラーシリコンゴム栓やカラーシリコンW栓も製造しており、カラーシリコンゴム栓はナチュラルカラーを含め6種類あり、用途別で使用できる特長をもっている。
アイティー計測制御
同社は動的粘弾性測定装置 itk DVAー225を中心に紹介。同製品のデモ運転をすることで、訪問者に性能を訴求した。特長は極薄フィルムから厚物シートまで広い寸法範囲で計測できる高精度計測であり、温湿度同時制御も可能な点。また同製品は温調性を向上させている。