東ソーは4日、同グループの大洋塩ビ㈱が千葉工場の塩化ビニル樹脂(PVC)製造設備の生産能力増強を決定したと発表した。
2014年10月完工予定で、年間生産能力は約1万トン増の約10万トンの見通し。
大洋塩ビではPVC国内販売のうち、50%超を占める顧客が関東圏に集中しており、千葉工場は関東圏の重要な生産出荷拠点となっている。同工場内の老朽化した製造設備をスクラップ・アンド・ビルドし、新生産システムによる安全性および生産性の向上を図り、東日本大震災の復興需要など今後の需要増に対応したPVCの安定供給を目指す。
今後も引き続き、関東圏を始め、東日本への供給体制を強化するために、同工場の更なる生産能力増強を推進する方針。
2013年09月05日