出光ライオンコンポジットは4日、タイ王国に現地法人を設立することを決定したと発表した。資本金は4000万バーツで、10月から本格的な事業展開を開始する。
同社は、1979年に出光興産とライオンとの合弁会社として設立され、難燃性、耐熱性や高剛性などの機能をもつプラスチック複合材料の専門メーカーとして、家電製品、自動車などの幅広い産業分野に数多くの新素材を提供してきた。1980年代より海外展開を加速しており、1987年よりシンガポール現地法人を拠点にタイを中心として広くASEAN地区の顧客へ販売を行ってきた。よりきめ細かく対応するため、今回タイに現地法人を設立し、特殊複合合成樹脂の開発、製造、販売や有機、無機原料の輸出、輸入販売を行う。
同社は今後も顧客のニーズに応え、社会への貢献を企業活動の基本として、国内・海外での積極的な市場開発に取り組んでいく所存。
〈現地法人の概要〉
▽名称=LION IDEMITSU COMPOSITES(THAILAND)CO.,LTD(出光ライオンコンポジットタイ㈱)
▽所在地=タイ王国バンコク市
▽代表者=取締役社長 佐藤幸史
▽資本金=4000万バーツ
▽株主=出光ライオンコンポジット㈱ 99・995%、LION IDEMITSU COMPOSITES(HONG KONG)PTE LTD 0・0025%、LION IDEMITSU COMPOSITES(INDIA)PTE LTD 0・0025%
▽従業員数=5名(うち、出光ライオンコンポジット出向2名)
2013年09月05日