東洋ゴムは4日、中国の自動車専門誌「汽车族」が主催する「TIRE OF THE YEAR 2013」において、同社中国タイヤ販売子会社「東洋輪胎(上海)貿易有限公司(以下TTS)が中国市場向けに販売しているセダン用タイヤ「PROXES C100(プロクセス・シーヒャク)」が、ハンドリング性に優れたタイヤとして評価を受け、「2013 中国年度操安性タイヤ賞」を受賞したと発表した。
2000年に創刊された「汽车族」(発行元=人民日報社)は、北京、上海、広州を始め、中国全土で自動車愛好者に購読される人気の高い自動車専門雑誌。2008年より始まった「TIRE OF THE YEAR」は、その年の優れたタイヤを同誌が評価、表彰するアワード。各商品の実走テストを行い、そのタイヤが備える性能をさまざまな切り口から多面的に審査し、快適性やデザイン性など9部門に分けて評価を行い、優秀商品を選定して表彰する。同社製品「PROXES C100」は優れたハンドリング性に加え、高い静粛性を実現していることが評価され、同年度「操縦安定性」の部門で表彰を受けた。
同製品は、同社独自の新生産工法(A.T.O.M.)を導入した中国タイヤ工場「東洋輪胎張家港有限公司」(以下TTZ)で生産を行い、2012年8月より、TTSが中国国内市場向けに販売を開始したセダン用タイヤ。現地の交通事情やドライブ環境に基づき、耐外傷性に配慮したサイドプロテクターを採用するなどユーザーニーズを実現していることに、ディーラー、ユーザーから定評がある。
同年6月には、同シリーズのSUV専用タイヤ「PROXES C100 SUV」の発売を開始し、ラインナップがさらに充実した。
今後もTTS、TTZは、両社ともに中国市場におけるユーザーのニーズ調査を細やかに行ない、同市場で求められる性能を満たした付加価値の高い商品を供給していくとしている。
2013年09月06日