クムホタイヤは10日、韓国・ヨンイン市に中央研究所を新たに開設したと発表した。
5年余りの期間をかけ設立した中央研究所は、敷地面積が3万4873㎡、延べ床面積が2万2823㎡の規模で研究棟や試験棟などで構成されている。国内外約600名の専門研究員が、スーパーコンピューターや様々な試験設備を活かし、市場をリードする高付加価値製品の開発と核心技術の研究を行う。
また、中央研究所はアメリカ・アクロンの北米技術研究所(KATC)、ドイツ・フランクフルトの欧州技術研究所(KETC)、中国・天津の中国研究所(KCTC)、韓国・光州のパフォーマンスセンターを率いるグローバルR&Dネットワークのコントロールタワーとして中枢的な役割を担うことになる。
これまで中央研究所としての役割を担ってきた韓国・光州研究所は、今後、完成品の評価および品質のモニタリングなどを行うパフォーマンスセンターとして運営していく。
キム・チャンギュ社長は、「世界的な技術力を有することがグローバルタイヤメーカーへと向かう最も確実な道だ」とし「研究開発基盤の新たな拡充により、今後の海外工場増設や海外自動車メーカーへのOE供給拡大などを通じ多角的に企業競争力を引き上げたい」としている。
2013年09月12日