神島化学工業の2014年4月期第1四半期連結決算は、売上高45億2500万円、前年同期比11・4%増となり、収益は営業利益1億5000万円、同10・3%増、経常利益1億1900万円、同12・2%増、四半期純利益は、5700万円、同5・9%減となった。損益面では売上増加により収益は拡大したが、昨年度の設備投資による減価償却負担もあり、四半期純利益は前年同四半期並みに留まった。
建材事業において主要マーケットである住宅市場は、東北地区を中心とした復興需要、金利先高感・消費税率引き上げ等による駆け込み需要の発生等から持ち直し傾向となり、売上高は33億200万円で同18・2%増となり、セグメント利益も1億1700万円と同135・3%の大幅増益となった。
化成品事業は、国内を中心として需要がやや伸び悩み、売上高は12億2200万円、同3・6%減の微減となり、セグメント利益は減価償却負担等から1億4100万円、同26・1%減の減益となった。
第2四半期累計期間及び通期の業績予想は前回発表から変更はなく、売上高が189億円で前期比10・0%増、営業利益は7億円で同62・4%増、経常利益が5億円で同82・2%増、純利益が3億円で同102・3%増を見込んでいる。
2013年09月12日