住友化学は12日、ポリエチレン樹脂およびポリプロピレン樹脂に関し、価格改定を実施するため需要家との交渉に入ると発表した。
価格改定幅は、ポリエチレン、ポリプロピレンともに+16円/kg以上。
改定時期は2013年10月1日出荷分からとしている。
原料ナフサ価格は年初のピーク時からいったん下降に転じたが、4月以降、再び緩やかな上昇基調をたどり、7月以降は65000円/klを超える水準に達した。さらに、シリア情勢緊迫化の影響等から、ナフサ市況は急速に値上がりしており、足元では70000円/klの水準にまで達している。このような原料価格の高騰に伴う大幅なコスト増は、同社のコストダウン努力だけでは吸収しえないものであり、今後の安定供給継続のためにも、上記の価格改定を求めるとしている。
2013年09月13日