昭和電工は17日、有機化学製品の国内販売価格の引き上げを決定し、顧客との交渉を開始すると発表した。最近の原燃料価格上昇の状況が要因。
酢酸はキロあたり10円、酢酸ビニルは同15円、酢酸エチルは同10円、酢酸ノルマルプロピルは同10円、アリルアルコールは同14円、10月1日出荷分より値上げする。
最近の原油市況の状況から、国産ナフサ価格は上昇傾向が続いており、原油価格上昇の影響を受け、燃料等の価格も引き上げられている。同社はこれまでも生産の効率化等コストダウンに努めてきたが、原燃料情勢の変動によるコストの上昇は、同社の努力だけでの吸収が困難であり、価格改定を行わざるを得ないという結論にいたったとしている。
2013年09月19日