豊田合成は18日、低消費電力で振動を発生できるゴムシート「e‐Rubber(イーラバー)」を開発し、サンプル出荷を開始すると発表した。
「e‐Rubber」は従来のモーター等を用いた振動発生装置よりもスペース、消費電力、重量を半分以下にできる装置として、携帯電話などへの適用を目指し開発を進めており、より幅広い用途における適用を目指すため、このたびサンプル出荷を開始した。
同社は義手などの人工筋肉として「高分子誘電アクチュエーター」の開発を進めており、その技術を発展させると共に、電気信号により振動を発生できることに着目し、「e‐Rubber」の開発に至った。
アクチュエーターとは、電気等のエネルギーを駆動力に変換する装置。
なお、10月1日から4日まで千葉県千葉市の幕張メッセで開催される最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」の同社ブース(ホール3 Electronics Suiteゾーン 3D30)で展示し、振動する様子を実演する。
2013年09月19日