三菱樹脂 太陽光利用型植物工場で障がい者雇用

2013年09月19日

ゴムタイムス社

 三菱樹脂は17日、子会社である三菱樹脂アグリドリームが展開する太陽光利用型植物工場を滋賀県長浜市の長浜工場内に建設し、地域の障がい者の雇用を進めることにしたと発表した。
 三菱樹脂アグリドリームが展開する太陽光利用型植物工場は、まず人工光を用いた完全閉鎖型の苗生産装置で苗を育て、その苗を紫外線カットフィルム等の高機能フィルムを使用し環境条件を制御した農業ハウス内に移し、養液栽培システムで野菜を栽培するシステム。比較的容易に、計画的かつ安定的に野菜を栽培できることから、農業法人に加えて障がい者を雇用する施設にも数多く採用されており、「野菜を育てる作業は、障がい者も働き甲斐を感じやすく、長期の雇用につながりやすい」と高い評価を受けてきた。
 同社は、植物工場を長浜工場内に設置し、このシステムの特徴を活かすことで、地域の障がい者の方々に働く場を提供する。9月中に植物工場の建設工事を開始し、2014年2月に約900㎡の植物工場が完成する予定。また、その後のさらなる拡張工事も予定している。
 同社は、顧客をはじめ、社会から広く信頼される企業グループとなることをめざし、さらには、三菱ケミカルホールディングスグループとして、KAITEKI社会の実現に貢献するべく、様々な取り組みを推進していくとしている。

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