三井化学は19日、ナフサなどの原料価格の高騰に伴い、2013年10月1日納入分から、三井EPT、タフマー、ビューロン、ルーカント、ノティオSNのエラストマー製品全5製品を値上すると発表した。
値上げ幅は、国内向け15円/kg以上、海外向けは150USD/T以上となる。
エラストマー製品の主原料であるナフサ価格(国産標準ナフサ価格)は、シリア情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇、欧州からのSPOT流入減少見込み、円安の進行等を背景に高騰しており、第4四半期(10~12月)は70000円/KLを超える水準が見込まれる状況にある。また、これに伴って用役、副原料、及び物流等の諸経費も上昇している。
同社はあらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの高騰は自助努力で吸収できる水準を超えるものとなるため、価格改定を決定した。
2013年09月19日