信越化学 塩化ビニル樹脂を値上げ

2013年09月20日

ゴムタイムス社

 信越化学工業は19日、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の国内向け販売価格の改定を行うと発表した。
 1kg当たり15円以上の値上げを、10月15日納入分から実施する。
 同社は、今年2月にエチレン、ナフサを始めとした原燃料価格の急騰を理由に値上げを実施したが、原燃料価格はその後も高値圏で推移しており、また、為替が年初の時点よりも円安基調で推移していることも原燃料価格高騰の要因となり、事業収支は大変厳しい状況となっているとのこと。
 同社は改定理由として、原燃料価格の上昇を吸収するため継続的にコスト低減に努めているが、この度の原燃料価格の上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっており、塩ビ事業の存続及び今後の安定供給を維持するためにも、今回改めて価格改定せざるを得ない状況となったと説明している。

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