ランクセス ゴム薬・NBRなど戦略見直しへ

2013年09月20日

ゴムタイムス社

 ランクセスは18日、包括的な経営効率化プログラムの実施を発表すると発表した。
 同社では「アドバンス」プログラムの一環として、業務効率向上に的を絞った事業再構築によって、15年度以降、年間約1億ユーロの削減を目指す。15年度末までに世界で約千人規模の人員削減に繋げる。
 人員削減は、早期退職プログラムと離職手当を含む任意退職プログラムによって実施され、さらに、対象となる従業員(経営委員会メンバー含む)の今年度の賞与は削減となる。全ての対策は、従業員代表と共に調整を図る。
 事業再構築では、すでにゴム薬品ビジネスユニットにおいて実施されており、同ビジネスユニットでは、南アフリカの拠点を閉鎖し、ベルギーでの事業を縮小している。また、現在の市場状況に応じて、グローバルに事業活動を調整する予定。
 ポートフォリオの管理では、現行の3部門14ビジネスユニット体制を継続するが、ペルロン−モノフィル製品群、ゴム薬品の促進剤および老化防止剤製品群、ニトリルブタジエンゴム製品群を非中核事業として戦略的な見直しを推進する。
 影響を受ける拠点は、ブルンスビュッテル、ドルマーゲン、カロ、ブッシーパーク、ジャガディア、ラバンツェナウ、南通となる。
 また、中長期にわたるポートフォリオ管理活動の一環として、アドバンスト中間体およびパフォーマンスケミカルズの両部門を強化し、それによりグループの構造がさらに多様化する買収を目指していく方針。

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