震災で耐震性を証明
1967年から止水・防水システムを手がけてきた早川ゴムは、画期的な止水材「スパンシール」や防水シート「サンタックIB」等を開発してきた。
非加硫ブチルゴム系止水材であるスパンシールは、生コンクリートと化学反応を起こして一体化することで、高い止水性を実現。古くは、青函トンネルや多摩川トンネル、近年では東京スカイツリーなど、数多くの著名施設で使われている。
同社のサンタック可とうジョイントは、このスパンシールを使用。新設のコンクリート構造物用では、スパンシールと鋼製枠材とを組み合わせることにより、高い変位吸収性と止水性を可能にした。
製品は、伸びと沈下の要求数値により「HO―50」「HO―100」など4種類あり、それぞれ本体のゴム材質としてCR系・EPDM系の2種類を選ぶことができる。また、これら現場打ち施工用のほか、コンクリート二次製品(プレキャスト)向けの「HOP―50」もある。
これまでに地下鉄の通路、東京・汐留のような地盤が比較的弱い地域、重要施設などで採用されている。
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