東京ファブリック工業 ジョイントの草分け

2013年09月26日

ゴムタイムス社

河川関係中心に展開

 ゴムファイバーを活用した鉄道軌道用用品からスタートし、今年で創立60周年を迎えた東京ファブリック工業は、樋門(河川から農業用水などを取水する暗渠)や放水路といった河川関係の構造物を中心に、フレキシブルジョイント製品を展開している。
 同社がフレキシブルジョイントを最初に納入したのは1974年。「W型止水ジョイント」が首都高・東京港トンネルで採用された。続いて1978年「オメガ型止水ジョイント」が東京都港湾局・東京港第二航路トンネルで採用された。
 同社によれば、このW・オメガ型は業界全体としても草分けになる製品の一つで、特許を取得した止水凸条が付いているのが特長。
 これは、構造物との接着部分に止水凸条を2条設け、この凸条を圧縮してつぶすことで、構造物とゴムジョイントの間の浸水を完全に防止する仕組み。この止水凸条は、その後の同社ジョイント製品すべてに付けられている。

 

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