東海ゴム工業は25日、愛知県の大村秀章知事が同社の小牧製作所を訪問し、地震・振動対策製品や窓用省エネフィルム、介護支援技術を視察したと発表した。
今回の訪問は、防災対策や環境保護に関する政策立案を積極的に推進する大村知事の意向で実現した。7月に完成した住宅実験・展示棟「住テク Labo」で、木造住宅用制震システム「TRC ダンパー」や、交通・生活振動に対して横揺れを低減する制振装置「Multi―Type TMD」などの地震・振動対策製品について説明したほか、窓用高透明省エネフィルム「リフレシャイン」の遮熱効果を体感した。さらに、技術研究棟「テクノピア」では、被介護者をベッドから車椅子に移乗する介護支援ロボットや、ベッドからの立ち上がりや転落を予知できる離床センサ「SR トラストコール」など、ゴム製センサ「スマートラバー(SR)センサ」を搭載した介護支援技術を実演。
大村知事は、「揺れ」を抑える制震システムや制振装置のしくみや、リフレシャインの構造などについて、担当者に熱心に質問するなど、同社の独自技術や開発品に強い興味を持った様子だったという。また、自動車関連産業にとどまらない、愛知県の多様な産業の活性化に貢献している企業姿勢について、高く評価をした。同社も地域経済の発展に貢献するための取り組みを推進していく方針。
2013年09月26日