タイヤ需要の低迷で ブタジエン需給緩み
日本ゴム工業会が先にまとめた2013年上期(1~6月計)の合成ゴム品種別出荷実績(別表参照)によると、ゴム工業向けの国内出荷量は主力の自動車タ・チ向けが前年同期比94・9%、自動車用ゴムが中心となる工業品向けが同94・6%となっており、この結果、ゴム工業向け全体の国内出荷量は同95・6%と前年同期実績を下回った。主力のタイヤ需要の低迷が大きく響いており、合成ゴムの品種別による輸出実績でもBR、IR、NBRソリッドが円安を背景に軒並み2ケタの伸びを見せている中、タイヤ用の主力の汎用ゴムであるSBRソリッドが、同100・6%の横ばいで推移する結果となった。