帝人　ロシアに現地法人を設立

　帝人は９月30日、帝人グループの新興国展開強化の一環として、ロシアおよびＣＩＳ地域でさらなる販売拡大を図るため、10月１日付で、ロシアのモスクワに現地法人「帝人ロシア（Ｔｅｉｊｉｎ　Ｒｕｓ，　ＬＬＣ）」を設立すると発表した。
　資本金は１４００万ルーブル。
　同社は設立理由として「ロシア市場では、産業の高度化に伴い、今後、高機能素材の需要拡大が期待されている。こうした中、２００６年にモスクワに駐在員事務所を設置して以来、ロシア・ＣＩＳ地域における市場調査や事業開拓などの活動を展開してきたが、需要の取り込みを加速し、より迅速に顧客ニーズに対応するために、このたび現地法人を設立することにした。とりわけロシア政府が産業競争力の強化を推進している航空宇宙産業、および２０１０年代後半には欧州最大の市場に成長すると言われている自動車産業に向けたソリューション提案を強化していく」としている。

【現地法人の概要】

▽社名：帝人ロシア（英名：Ｔｅｉｊｉｎ　Ｒｕｓ，　ＬＬＣ）
▽所在地：Ｗｏｒｌｄ　Ｔｒａｄｅ　Ｃｅｎｔｅｒ，　Ｒｏｏｍ　Ｎｏ．　８０２Ａ，　Ｋｒａｓｎｏｐｒｅｓｎｅｎｓｋａｙａ　ｎａｂ．，　１２，　１２３６１０，　Ｍｏｓｃｏｗ，　Ｒｕｓｓｉａ
▽設立時期：２０１３年10月１日
▽代表者：最高経営責任者・社長　Ｍａｒｔｉｎ　Ｋｌａｎｇ（マーティン・クラング）
▽事業内容：ロシア・ＣＩＳ地域における営業活動、市場調査・情報収集
▽資本金：１，４００万ルーブル
　テイジン・ホールディングス・ネザーランド（Ｔｅｉｊｉｎ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓ　Ｎｅｔｈｅｒｌａｎｄｓ　Ｂ．Ｖ．）75％
　テイジン・アラミド（Ｔｅｉｊｉｎ　Ａｒａｍｉｄ　Ｂ．Ｖ．）25％