福島原発の汚染水タンク漏れ報道で違和感を感じたことは、フランジ型タンクに使用されたシール材の呼称が新聞、TV報道各社により「水膨張ゴム」や「ゴムパッキン」、また、「水につかると膨れる樹脂」などと、その記述がバラバラなことと、放射線汚染水を通常のシール材で密閉できるのかということ。この段階では900基設置されたうちの300基がフランジ型とされ、そのうちの3基から汚染水が漏れたということで、その原因がシールなのか、ボルトの緩みからなのか、タンクの底から漏れたのか調査中であった。9月20日の東電の発表によると、底部で鋼板をつなぎ合わせた5ヵ所でボルトの緩みが見つかったという。また、つなぎ目からの水漏れを防ぐための止水材も8ヵ所で、剥がれるなどの劣化が見つかった。
2013年10月03日