東海ゴム 米国子会社で25周年記念式典

2013年10月15日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は15日、自動車用防振ゴムを製造・販売する米国子会社、DTR Industries, Inc.(略称:DTR―OH、オハイオ州)で設立25周年の記念式典を執り行ったと発表した。
 DTR―OHは、同社グループで初の海外拠点として、米国DURAMAX社と合弁で1988年にオハイオ州に設立し、主に日系自動車メーカーの米国拠点へ防振ゴム等を供給してきた。
 出荷製品数の増加に伴う生産体制強化を図るため、1996年には米国テネシー州に新会社DTR Tennessee, Inc.(略称:DTR―TN)を設立し、米国における自動車用防振ゴム・ホースの2社生産体制を整えた。
 設立から25年を経て、DTRグループの売上高は600億円規模となり、連結売上高全体の2割弱を占める同社グループで最大の海外子会社に躍進し、現地でも高品質な製品を迅速に供給できる自動車用品メーカーとして評価を得ている。
 記念式典には、現地の市長をはじめ、同社関係者や地域住民など約1400名が出席し、盛大に25周年を祝った。西村社長は「当社グループで初の海外拠点であるDTR―OHの成功は、後の当社グループの海外進出の足掛かりとなった」と、四半世紀にわたるDTRグループの歴史の意義を強調した。
 同社グループの米国拠点については、DTRグループの2社に加えて、中南米を含めた米州の統括会社TRI America, Inc.と開発拠点のTRI Technical Center USA, Inc.の計4社を展開している。DTRグループの25周年を契機として、北米市場での販路拡大と供給体制のさらなる充実を図るとしている。

〈DTR グループの概要〉
▽所在地:(DTR―OH)320 Snider Road, Bluffton, Ohio 45817, U.S.A.(DTR―TN)199 Pottertown Road, Midway, Tennessee 37809, U.S.A.
▽事業内容:自動車用防振ゴム・ホースの製造・販売、一般産業用品の製造・販売
▽設立:(DTR―OH)1988年1月、(DTR―TN)1996年8月資本金:(DTR―OH)500万米ドル(約4億9千500万円※)(DTR―TN)4千200万米ドル(約41億5千万円※)
▽出資比率:ともに東海ゴム工業株式会社100%
▽代表者:(DTR―OH)社長菊田現(東海ゴム工業株式会社執行役員)(DTR―TN)社長松井徹(東海ゴム工業株式会社専務執行役員)
▽従業員数:(DTR―OH)580名、(DTR―TN)962名(ともに2013年3月末現在)
(※)1米ドル=99円で換算

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