豊田合成は15日、同社の物流子会社であるTGロジスティクスが、日本ロジスティクスシステム協会主催によるロジスティクス全国大会2013で「ロジスティクス大賞」を受賞することが決定したと発表した。
日本ロジスティクスシステム協会は、経済産業省と国土交通省により公益法人として設立されたロジスティクスの専門団体で、会員会社数は約800社。
「ロジスティクス大賞」はロジスティクスの推進に優れた実績を挙げた事例が表彰されるもので、同賞が最高位賞。
受賞テーマは「自動車部品の納入物流における『ジャストインタイム』と『満載積載』の両立-独自の物流方式による輸送効率と物流荷役効率の極限追及-」。
主催者発表によると、在庫保管機能を主とした物流拠点に、新たにクロスドック機能の発想と独自の物流方式を取り入れたことで、「ジャストインタイム」と「満載積載」の両立に加え、構内スペースの有効活用や品質の向上、さらに効率的な人員配置体制の実現といった成果を生みだし、荷主と顧客との連携によるムリ・ムダ・ムラを排除した全体最適を実現しているところが評価された。クロスドックとは、入荷した商品をすぐに仕分け、保管することなく出荷する仕組みのこと。
表彰式は23日10時から、青山ダイヤモンドホール(東京都港区)で開催。表彰式後は同会場にて、TGロジスティクスによる受賞記念講演が予定されている。
〈TGロジスティクス 概要〉
▽設立年月日=1985年6月1日
▽所在地=本社/愛知県一宮市萩原町
(営業所9ヵ所、物流センター2ヵ所、カーサ―ビスセンター1ヵ所)
▽出資比率=豊田合成100%
▽資本金=3000万円
▽売上高(2012年度)=222億円(ただし、決算期変更により2012年1月~2013年3月の15ヵ月)
▽事業内容=輸送、構内物流、流通加工、輸送関連器材設計・製造、車両整備等
▽従業員数=756名(2013年4月現在)