電気化学 山形大大学院理工学研究科と包括共同研究

2013年10月16日

ゴムタイムス社

 電気化学工業(以下、デンカ)と山形大学大学院理工学研究科は15日、「包括共同研究契約」締結に向けた協定書に、11日に調印したと発表した。
 山形大学は高分子材料及びその加工製品を中心とした魅力あふれる基礎研究と産業界のニーズを取り込み、実用化を意識した応用研究を推進している。
 一方、デンカは創立以来、無機・有機材料のほか樹脂加工製品や機能材料などさまざまな製品を生み出し、その形を変化させながらものづくりを追及してきており、2015年の創立100周年に向けて、経営計画「DENKA100」を策定し、次世代製品開発への取り組み推進などの新成長戦略の下、計画達成のため全社を挙げて取り組んでいる。
 これまで、同大学とデンカは個々に高分子材料や樹脂加工製品開発などのテーマの研究を進めてきたが、今後は同契約により、さまざまな製品、分野での新製品開発のためのコラボレーションを行なうことで、研究開発のスピードアップや効率化を図る。これにより、樹脂やエラストマー、樹脂加工製品に求められる市場の多様なニーズに応えるべく、両者の特長を活かし、知を結集し、高分子材料研究(樹脂やエラストマーの開発など)、樹脂加工製品研究(樹脂成型製品や高機能フィルムの開発など)を共同で行い、環境負荷低減・省エネルギーなど、社会の発展に貢献する新製品の開発をすすめていく。

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