日本ゴム機械懇話会　例会で山中副会長のあいさつ　

　最近の景気状況について、１年前の政権交代でアベノミクスの影響、安倍政権の日本経済再生に向けた政策の三本の矢のひとつである民間投資を喚起する成長戦略、そして先月に東京オリンピックの開催が決まる等、非常に景気状況としてはいい方向に向かっています。ただ、来年４月以降の消費税の値上げ等、まだまだ不透明感もあります。しかしながら、経済産業省がこのほど発表した「民間投資活性化等のための税制改正大綱」のなかに、民間投資の促進項目があり、そこでは、先端設備導入、生産ラインやオペレーションの刷新・改善のための設備投資を即時償却または５％税額控除という優遇措置で支援を行う、また検討材料として、復興特別法人税の前倒し廃止、法人税の引き下げ、自動車関連で車体課税の抜本的見直し等もあります。この政策は我々の業界で追い風になるのではないでしょうか。
　我々はそのような政策があるにしても、自社で努力をし、付加価値をつけた設備や機械をお客様に提案していくことが重要であると思います。ぜひ、ＪＲＭという会の中で、活発なご意見や情報交換をしながら、今回も有意義な会にしていきたいと思います。