葛飾ゴム工業会(藤井直行会長)は25~27日の3日間、東京・葛飾区のテクノプラザかつしかで開催された「第29回葛飾区産業フェア」の工業・商業・観光展に出展した。
同フェアは毎年秋に地域産業の紹介と振興を目的として開催され、今年で29回目を迎える。テーマは「葛力! 伝統と先端を伝える町・葛飾」。
今回は会員企業のゴム製品を中心に紹介するほか、イベントでは、4年連続出品し前回も好評を博した輪ゴムでつくるスーパーボール「世界記録に挑戦、ラバーバンドボール」、「景品がもらえる、ゴム銃射的大会」、「弾まないゴムVS弾むゴム」等、前回よりも来場した子供たちが楽しめる展示づくりを行った。午前中は小学校の社会科見学の一環として、大変な賑わいを見せていた。
藤井会長は出展意義に、「葛飾区産業フェアは子供たちがゴムに興味を抱いてもらう良い機会だと思う。今回は子供たちからゴムについての質問もたくさんあり、ゴム製品ができるまでの工程をわかりやすく説明した資料を配布した。これからの時代を担う子供たちにゴムのことを知ってもらうことは、ゴム業界にとっても大変意義のあることだと思う」と述べた。
会員紹介では、小里機材がゴム製品の作り方をパネルで展示、亀戸ゴム工業が開かない容器の上下を包み込んで容器を開け易くする「KURRI BUTA&らくちんキャップ」、内山ゴム製作所が「ゴム極細チューブ」、太陽ゴム工業が子供が楽しめる「ゴム人間の手」、精工パッキングが同社の技術紹介など会員企業の技術を活かした製品を出品した。
その他にも、会員企業の紹介パネルや天然ゴムや合成ゴムの製品ができるまでの工程をわかりやすく紹介した「ゴムのできるまで」のパネル展示も行った。
同工業会は来年で設立30周年を迎える。