カワタ 第2四半期・通期の業績予想を修正

2013年10月23日

ゴムタイムス社

 カワタは22日、最近の業績動向を踏まえ、5月14日に公表した業績予想を修正すると発表した。
 第2四半期の累計個別業績予想については、国内設備投資および受注額の回復が同社の想定より遅れていること等により、売上高は前回予想を4億2千200万円下回り、11・6%減となる32億2千800万円の見込みとなった。損益面では、原価低減や人件費や諸経費の圧縮等に努めたが、営業損失は前回予想より5200万円悪化して1億200万円の損失、経常損失は前回予想より1500万円悪化して6000万円の損失、四半期純利益は前回予想を1600万円下回り、32・0%減となる3400万円の見込み。
 通期についても、国内の設備投資の回復のスピードが緩やかで受注額の急回復が期待出来ないことより、売上高は前回予想を9・0%減の7億円下回る71億円となる見込みとなった。損益面でも、引き続き原価低減や諸経費の圧縮に努めるが、第2四半期累計期間までのマイナスを挽回するまでには至らず、9000万円の営業損失(前回予想は5000万円の営業利益)となる見込み。営業外収支では連結子会社からの受取配当金等による若干の改善があるが、経常利益は前回予想を5500万円下回り、91・7%減となる500万円、純利益は前回予想を7500万円下回り、53・6%減となる6500万円を見込んでいる。
 連結の第2四半期累計実績については、タイの洪水被害の復興需要の反動が懸念されたが、中国、台湾、東南アジアの需要は総じて堅調に推移し、前述の個別業績の減少分をほぼカバーすることが出来た。売上高は前回予想を3400万円下回り、0・5%減の72億1600万円、営業利益は前回予想を1100万円下回り、4・6%減の2億2900万円、経常利益は前回予想を1400万円上回り、7・0%増の2億1400万円、四半期純利益は前回予想を2700万円下回り、13・2%減の1億7800万円となる見込み。
 通期については、中国をはじめとする新興国において景気の減速の動きが広がっており、同社グループにおいても、中国、東南アジアにおいては、年度後半は前半より売上および売上総利益が減少することを予想している。前述の個別業績のマイナス要因もあり、売上高は前回予想を2億円下回り、1・3%減の147億円、営業利益は前回予想を1億5000万円下回り、25・4%減の4億4000万円、経常利益は前回予想を1億1500万円下回り、22・8%減の3億9000万円、純利益は前回予想を1億4000万円下回り、34・1%減の2億7000万円を見込んでいる。

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