三菱ケミカルホールディングスは22日、最近の業績の動向等を踏まえ、5月9日に公表した2014年3月期第2四半期連結累計期間の業績予想を修正すると発表した。
医薬品事業におけるレミケード仲裁に係る過年度分供給価格精算等の収益や、下期に想定していた関係会社株式の売却益を特別利益に計上したことなどにより、第2四半期連結累計期間の四半期純利益は前回発表予想を上回る見通しとなり、上方修正したとしている。また、MMA他一部石油化学関連製品の市況及び需要が前回発表時の想定を下回ると見込まれることから、売上高、営業利益の業績も併せて修正。経常利益については、営業外収益に為替差益の計上等もあり、前回発表予想から上回る見通しとしている。
売上高は前回予想の1兆6600億円から3・0%減の1兆6110億円に、営業利益は前回予想の570億円から9・6%減の515億円にそれぞれ下方修正。経常利益は前回予想の495億円から1・0%増の500億円に、四半期純利益は145億円から89・7%増の275億円にそれぞれ上方修正された。
通期連結業績予想については、今後詳細を確認した上で、第2四半期連結決算発表時に見直しを実施する予定としている。
2013年10月23日