東海ゴム ポーランド子会社の第2工場で開所式

2013年10月24日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は24日、ポーランド共和国ザグジュ市に完成した、自動車用防振ゴム・制遮音材の製造拠点で開所式を執り行ったと発表した。
 この製造拠点は、同国に拠点を置く自動車用防振ゴム・制遮音材の製造・販売子会社、TRI(Poland)Sp.z o. o.(略称:TRP)の第2工場として、2013年8月に稼働している。投資額は1100万ユーロ(約14億円)で、工場面積は敷地4万1500㎡、建屋5000㎡。従業員数は2015年度見込みで約200名。
 TRPは、1999年7月に同社が三井物産グループと共同出資で設立した欧州初の拠点であり、主に日系自動車メーカーの現地生産拠点向けに自動車用防振ゴムと制遮音材を供給している。さらに、同社グループは、欧州自動車メーカーへの拡販活動を推進しており、現地メーカーからの受注拡大に対応するため、第2工場の新設を決定した。
 開所式では、日本大使館や地元自治体、現地の日系自動車メーカーの関係者などが出席し、第2工場の稼働を盛大に祝った。成瀬哲夫・代表取締役会長は「この新工場を通して、TRPが品質のよい製品を欧州中のお客様にお届けし、ご満足をいただくことにより、会社の発展を促し、ポーランドの産業と地域社会の成長と繁栄に寄与していく」と決意を表明した。

〈TRPの概要〉
所在地:ポーランド共和国ボルブロム市
出資比率:東海ゴム工業77%、Mitsui&Co.,Deutschland GMBH 15%、三井物産8%
代表者:社長 南野高伸
従業員数:675名(2013年3月末現在)
資本金:3200万ズロチ(約10億円)
生産能力:7900万ユーロ(約100億円、第2工場含む、2015年度)

〈TRP第2工場の概要〉
所在地:ポーランド共和国ザグジュ市
生産品目:自動車用防振ゴム・制遮音材
着工:2012年11月
完成:2013年5月
稼働開始:2013年8月
投資額:約1100万ユーロ(約14億円)
工場面積:敷地4万1500㎡、建屋5000㎡
従業員数:約200名(2015年度見込み)

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