三ツ星ベルトミュージックサロンが24日、東京港区のサントリーホール「ブルーローズ」で開催された。同社の基本理念「人を想い、地球を想う」に沿い、地域の人たちとの交流を深めるため開催され、才能ある若手演奏家の日頃の練習の成果の場として定着し、今回で18回目を迎えた。演奏に先立ち、秋篠桂子さんが、東日本大震災被災地への応援歌「君のそばに」を歌った。その後、日本ユ二セフ協会への寄付金贈呈式が行われた。同社はユニセフを通じて、世界の子ども達への支援、また被災地の幼稚園や子どもの心の支援を行っている。
同社ではグループ全世界の従業員から募った寄付金を同協会に贈呈しており、この日は西河紀男代表取締役会長から日本ユニセフ協会のアグネス・チャン大使、早水専務理事に寄付金が手渡された。あいさつに立ったアグネス・チャン大使は子どもが胎内にいるときから最初の1000日の、母親を含めたケアが感染症を減らせること、ナイジェリアを訪れた際のスラムで暮らす子どもたちのことを語り、ユニセフとしての支援について述べた後、デビュー曲の「草原の輝き」と「幸せの花」に手話を交えて歌い、感謝の気持ちを披露した。
贈呈式の後「三ツ星ベルトミュージックサロン」が開催された。桐朋学園大学音楽部卒業生の若き演奏家による演奏は、第1部では木管五重奏から始まり、第2部ではピアノトリオによる素晴らしい演奏が披露され、満員客を魅了した。