三菱樹脂　郡山製造所の土地と工場屋根で太陽光発電事業

　三菱樹脂は23日、郡山製造所内の敷地及び工場屋根の一部を、三井物産及びオリックスに太陽光発電事業向け用地として貸与することを発表した。
　同社は両社とそれぞれ20年間の土地賃貸借等の契約を締結。なお、両案件の太陽光発電設備の設置面積は合計約５万２千㎡で、パネル設置容量は約３・５ＭＷ。
　同社は、地域貢献や復興支援の観点から、同製造所として、地元少年野球チームへのグラウンド提供（無償提供）や、復興資材置き場としての敷地貸し出し等を行ってきた。今回の三井物産及びオリックスの太陽光発電事業向け用地としての貸与についても、地域のエネルギーの安定供給に間接的に貢献できる有効的な活用方法と考え、両案件への貸与を決めたとしている。
　郡山製造所における太陽光発電事業の概要は、三井物産が設置面積約４万６０００㎡、設置容量２８０９ｋＷで、２０１３年10月着工、２０１４年６月に発電開始予定。オリックスは設置面積約６０００㎡（工場の屋根貸し）、設置容量６４６ｋＷで、２０１３年９月着工、２０１４年１月に発電開始予定。契約期間は、両案件ともに運転開始から20年間。
　同社郡山製造所の敷地面積は１７万１９６７㎡。生産品目はシュリンクフィルム。