横浜ゴムは25日、ロシアのタイヤ生産販売会社であるヨコハマR.P.Z.は10月12日、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトの第1期植樹祭を開催したと発表した。
リペツク州リペツク特別経済区にある工場敷地内で行われた植樹祭には、コゾドーリョフ・リペツク州副知事、ラフレンティエフ州産業局長、コシュリョフ・リペツク特別経済区社長、地元政財界や特別経済区入居企業の有志、中野茂ヨコハマR.P.Z.社長はじめ従業員とその家族など、総勢283名が参加し約1700本の植樹を行った。
横浜ゴムは2007年から、創業100周年に当る2017年までに国内外の全生産拠点に50万本を植樹する「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトに取り組んでいる。植樹方法は植物生態学者で横浜国立大学名誉教授の宮脇昭氏の指導を仰いでいる。同氏はその土地、地域に最も適した樹木を植えることで、長く続く本物の「杜」づくりを提唱しており、ロシアにおいてもその土地に適した6種の樹木を植樹した。ヨコハマR.P.Z.が植樹祭を行ったことで、横浜ゴムグループ全体の植樹累計本数は2013年10月時点で約31万5000本となった。
ヨコハマR.P.Z.は、ロシアでのタイヤ生産を目的に2008年12月に設立され、2012年5月から乗用車用タイヤを生産している。現在、内径13~18インチの乗用車用タイヤ「C. drive2」、乗用車用スタッドタイヤ「ice GUARD iG35」などを生産し、これらタイヤをロシア国内で販売している。
2013年10月25日