ブリヂストンは28日、メキシコ グアナファト州セラヤに自動車シート用ウレタンフォームの新工場を建設すると発表した。
ウレタンフォームの生産拠点は、同社グループとしては10番目(5ヵ国目)、メキシコでは初となる。
新工場は2015年上期に量産を開始し、年間の生産能力は最大で乗用車36万台分となる。設備投資総額は約14億円、敷地面積は約4万5000㎡で、新工場は同社が設立した製造子会社Bridgestone Automotive Products de Mexico S.A. de C.V.(以下、BAMX)により建設、運営される。
自動車シート用ウレタンフォームは、自動車のシートに利用されるクッション材。
同社は建設理由として、「メキシコは、地理的優位性に基づく輸出の増加と内需の拡大により、今後自動車生産の伸びが見込まれる。その中で今回の新工場は、現地での需要拡大に対応することを目的に建設される」としている。
〈BAMX概要〉
▽資本比率=株式会社ブリヂストン 100%
▽会社設立=2013年7月
▽従業員数=約100人(2017年予定)