PVC Design Award 2013の表彰式が10月28日、東京・如水会館で開催された。同コンテストは前身の塩ビものづくりコンテストが改称されたもので、今回で3回目の開催となる。
主催は東日本プラスチック製品加工協同組合、中日本プラスチック製品加工協同組合、西日本プラスチック製品加工協同組合、日本ビニール商業連合会、日本ビニル工業会、塩ビ工業・環境協会の6団体からなるPVC Design Award実行委員会。
同賞は、汎用樹脂の中でも柔軟性、加工性、透明性等に優れる軟質塩ビ(PVC)を生かした魅力ある製品開発を幅広く促すことで、関連産業の活性化と発展に寄与するために実施されている。今回は「ソフトPVCで日本の力をためす」がテーマ。10月1日までの締切に全国から220点のデザイン提案と107点の製品が寄せられた。
開会式で森俊三実行委員長は「今回は昨年を上回る応募があり嬉しく思います。作品の製作過程でデザイナーと塩ビ業者の間に生まれた絆が、今後日本の塩ビ産業の活性化と発展につながると期待します」とあいさつした。
大賞は2作品。ジャパン・プラス株式会社 石田麻紀さん製作のDECO BAGは、ソフトPVCをでこぼこに加工した緩衝材付きのショッピングバッグ。手軽さと光沢さが受賞のポイントとなった。もう1点の大賞は株式会社マインドクリエイトジャパン 草深仁志さんのAIRQUIN(エアキン)。空気を入れたマネキンで、コンパクトさ、収納・保管・移動の簡易さ、空間に吊るして展示できる点が評価された。優秀賞には、内田亮太さんのCELL、三澤健人さんらのAIR CELLが選出された。入賞には榎本文夫さんのAir Wormなど11点が、佳作にはアキレスのアキレスノンキズ バッグなど5点が選出された。また、同イベントに多数応募、協力したアキレス、三洋など11団体に感謝状が贈られた。
2013年11月02日